2010年4月11日日曜日

入学、この道の始まり

 海員学校、正式名称は長いのですが、先週火曜日に入寮、水曜日に入学しました。つまりわたしは船員への道を歩み始めたのです。


 明日から本格的な授業が始まりますが、寮での生活規則、服装や頭髪は気楽な大学生活を送っていた3月までとはうってかわって大変厳しいものになりました。全授業出席が大前提、成年でも禁酒など。普段の生活態度にも厳しさが及ぶほどです。まあ軍隊ほどではないんでしょうけど。
 ですが説明を聞くたび、教官はこの規則がどのように船員の現場と密接に関係しているのかを付け加えて説明してくれます。この厳しさ、いや規律を、今後の船員人生に活かして行くことを想像していくことこそが、いろいろな慣わしや知識を身につける最短路なのかもしれません。



 わたしは航海を目指すつもりですが、実際どうするかはまだわからないです。というのは、現役(18歳)で入学していない人は、航海に進むのは難しく、また、航海で就職したにしても、一生部員のままということも考えられる。しかし機関は世界中で人員不足で、なれば職員への昇格も早く、機関長になりやすい、というお話をする教官がいらっしゃったからです。
 実情はどうであれ夢を取るか、現実を鑑みて少し折れるか、わたしは前者でいたいけれども、航海・機関どちらの実際の仕事を知らないので、どちらも満遍なく、特に機関は食わず嫌いせず取り組んでみれば、楽しいということもあるかもしれません。


 また勉強だけでなく、寮生活を活かして、協調性、コミュニケーション能力、ひいてはシーマンシップの鍛錬に努めたいと思います。