2010年2月2日火曜日

これはまずいですな…船員求人が【内容追加】

中身はわからぬが、内航新聞の一面にはこんなトピックが…

http://www.naikou.co.jp/topics/2010-01-25.htm

船員求人が5割減と…

近頃は海員学校生ほぼ全員が就職できるというすばらしい職種だった船員。
この不況の中、どんな資格があろうと就職難には変わりないから当然船員求人も減るだろうと思ったものの…

これは減りすぎだろ!

…しかし、後々この減り具合にうなづいたことも事実。


 事実、外航船社のみならず、内航大手や近海を網羅する船社の求人は海員学校ではなく、海事系大学や水産大学校、商船高専に行くという現状がある。確かに、これら教育機関は3級が取得できる上に、最先端の研究にも触れることが出来、れっきとした学位が取得できる。入学試験にも真剣な勉強が必要で、位置づけも“国立理系”という最高位のステータスを有するものだ。
 海員学校はあまりお勉強が出来ずとも入れる。わたしのような数字に弱い文系が面接と作文と算数でも入れるし、高校生から入る人には水産高校の延長線という感覚で励む人も居るだろう。正直な話、わたしの地元の水産高校は“馬鹿が入る”というイメージを誰もが持っている。これから入る同期や先輩方を批判するつもりは無いとは断っておく。
 このような視点から見ると、もし船員にヒエラルキー(階級)が存在するとしたならば、海員学校出身の船員は、上記3つの学校出身より劣るし、最底辺といっても過言ではない。ゆえに景気悪化に伴う海員学校求人激減はしかるべきだと言わざるを得ない。


 自らがこれからこのようなところに進む前に、非常に残酷な現状を知ったと思う。学校生活では積極的な姿勢で何事にも熱意を持って取り組むことが、この茨の道を突破する術であろう。


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